
私どもの次男航は、2014年5月20日
通勤途中の午前7時46分頃、JR弁天島駅で
下り貨物列車に飛び込み、18歳の命を絶ちました。
航には、知的障がい(療育手帳程度B)と学習障がいがありました。
小・中時代は地元の学校の普通学級に学びながら
別の学校で特別支援教育を受け
これらの先生の教えを受け成長し、
県立高校に入学、2014年3月無事卒業しました。
卒業時に湖西市に本社がある
富士機工株式会社に障がい者雇用促進法に
もとづく障がい者枠での内定が決まり、
同年4月1日より社員として採用されました。
航の自殺は小学校から高校まで12年間、
無遅刻無欠席の学生生活を終え
新社会人50日目の事です。
航は何故自殺したのか
私どもは必死になって残された仕事のノートを
精査し、会社にも労働環境や指導状況について
開示を求めました。こうした中で
いくつかの事が分かってきました。
① 5月6日からの300tプレスの作業は
段取りの多さなどからして障がいを持つ航の
能力を大きく超えていたこと。
② 会社が能力を超えた「生産士3級」の資格を
取らせようとしていたこと。
③ 新入社員教育では、普通枠入社の者と同じ内容の
教育を受けたこと。
④ 配属の際、専門家の意見を聴取していない
障がい内容について総務人事室から配属先に
引き継ぎされていないなど必要な措置がなされていないこと。
⑤ 「バカはバカなりに努力しろ」と言う不適切な発言を
受けていたこと。
私どもは、これらの会社の安全配慮義務違反が
航を自殺に追いやったものと確信するに至りました。
又、上記開示要請に対する会社の対応は残念ながら
不誠実なものでした。
自殺前日の5月19日に航のミスにより
プレスが停止したこと、上記不適切発言も最初は否定し
2015年3月になりやっと認めました。
しかし、航を直接指導した上司への面会は
未だに拒絶されています。
こうした状況を踏まえ、私どもは
2015年9月18日、会社の安全配慮義務違反にもとづく損害賠償を
求める訴訟を提起しました。
私どもは何故航が自殺してしまったのか
会社で何があったのか
真実を知りたいです。
そしてこの裁判を通じて会社に反省を促し
障がい者が
二度と航のような思いをすることがないよう
広く社会に訴えていきたいと思っています。
どうか皆様方のあたたかいご支援を
よろしくお願い致します。
段取りの多さなどからして障がいを持つ航の
能力を大きく超えていたこと。
② 会社が能力を超えた「生産士3級」の資格を
取らせようとしていたこと。
③ 新入社員教育では、普通枠入社の者と同じ内容の
教育を受けたこと。
④ 配属の際、専門家の意見を聴取していない
障がい内容について総務人事室から配属先に
引き継ぎされていないなど必要な措置がなされていないこと。
⑤ 「バカはバカなりに努力しろ」と言う不適切な発言を
受けていたこと。
私どもは、これらの会社の安全配慮義務違反が
航を自殺に追いやったものと確信するに至りました。
又、上記開示要請に対する会社の対応は残念ながら
不誠実なものでした。
自殺前日の5月19日に航のミスにより
プレスが停止したこと、上記不適切発言も最初は否定し
2015年3月になりやっと認めました。
しかし、航を直接指導した上司への面会は
未だに拒絶されています。
こうした状況を踏まえ、私どもは
2015年9月18日、会社の安全配慮義務違反にもとづく損害賠償を
求める訴訟を提起しました。
私どもは何故航が自殺してしまったのか
会社で何があったのか
真実を知りたいです。
そしてこの裁判を通じて会社に反省を促し
障がい者が
二度と航のような思いをすることがないよう
広く社会に訴えていきたいと思っています。
どうか皆様方のあたたかいご支援を
よろしくお願い致します。